続・論理プロレス論考

観戦の感想、レスラー個々、そしてプロレスを見る私と、様々な角度からあれこれプロレスを語りたいブログ

新陳代謝がよく回る -スターダム後楽園1014

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今日は久しぶりにスターダムの後楽園大会へ。

 

前回行ったのはいつぶりか、というくらいで、チャンピオンも変わっているし、考えてみたら星輝が復帰してから観るのは初かもしれない。

 

新人もデビューしてるので、どんなものかしらといくわけさ。

 

試合前にはライブコーナーもあるあたりは、風香在籍時から変わっていない名物である。

 

マイクの音量がデカすぎてキツかったが…

 

 

さて、そんな第一試合は新人、上谷さんvsたむのアイドル戦である。 

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新人の子も元アイドルらしいが、最近増えてきたね。

 

やはり1つの受け皿として成り立つのである。

 

で、この子はなかなか運動神経良さそうだし、華もあっていいですね。

 

試合自体は新人感丸出しだが、まずは元気があれば良いだろう。

 

対するたむだが、前見たよりもだいぶ体もデカくなったか、貫禄がうっすら漂い始めているのは先輩アイドルレスラーとしての意地だろうか。

 

きちんと相手を受けての危なげない勝ちを飾っている。

 

ところで、大仁田も絡んだ件のアイドル団体はどうなったのだろうか。

 

 

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続くは勝ち抜き式のタッグマッチ、かなり変則的な試合である。

 

キャリアにばらつきが大きいのは気になるが、身内だけで組むのだから仕方ないか。

 

ともあれ、この中で光るのはやはり評判も高いスターライトキッド。

 

まだ高校生らしいが、女子では珍しいマスクレスラーだ。

 

前は飛び技をやるアクロバティックなだけの印象だったが、技の正確さや間の取り方など、非常にいい。

 

スープレックスもできるので試合の組み立ても多様にできる。

 

まだ高校生というのもいいね。

 

今後にも更に期待だ。

 

そして、葉月も体つき含めてかなり変わったよね。

 

前はよしこの妹分みたいなヤンキーキャラだったのが、年齢も伴っていい感じになってきたね。

 

とはいえどうしても少女感が抜けないのは致し方なしか。

 

 

続くはタッグリーグの公式戦1回戦、大江戸隊vsTCS、夏以外は外人さんだが、特にTCSの2人は美人でスタイルもいい。

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よくもまあ見つけてくるものだ。

 

片やの大江戸隊だが、夏すみれは完璧にキャラを確立してるね。

 

何か強烈なフィニッシュがあるわけでもないのがレスラーとしての弱みだが、賑やかしとインサイドワークで引っ掻き回すから、タッグ選手としてはとても優秀だろう。

 

そしてマルチナ、力強いし技も正確だし、やや丸々した体型ながら動きのキレもあって、これはいい選手だね。

 

結果はもちろん大江戸隊の勝ち。

 

 

続くはタッグリーグの別ブロック。

 

岩谷・鹿島vs桃•AZMという好カード。

 

初戦でこれを持ってくるあたりは、G1的マッチメイクも意識してだろうか。

 

試合はさすがの展開で、動きはいいし目まぐるしく展開して、スピード感あって良かったね。

 

で、この試合は細身な子が多いんだけど、その中で桃の体の説得力ね。

 

すっかり大きくなって。

 

しかし、ラストは岩谷がムーンサルトで勝利。

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足の怪我が気になるところだが、エースを揃えた試合はさすがでしたね。

 

 

ここからはシングルのベルト戦二連チャン。

 

まずは白いベルト戦とて花月vs星輝、立ち位置的に中心のようになっているベルトなわけだが、復帰間もない星輝が持っており、花月が挑戦者だ。

 

とはいえもともとエース候補だっただけあって動きはいいし、やっぱりセンスいいんだろうね。

 

対する花月は抜群の安定感と総合力。

 

かなりじりじりした展開の試合となった訳だが、どちらかと言えば花月が星輝の土俵で戦ったような印象だった。

 

試合中、まさかのソルナシエンテまで!

 

しかし、結果はボコボコに蹴りまくった星輝が勝って防衛となった。

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個人的には花月に勝ってもらって、この後の試合で花が勝って、ベルトの統一戦とかやったら面白いのにと思ったがね。

 

ともあれ、なかなか渋い試合だったわけだが、花月はやっぱりいいレスラーですね。

 

 

ラストは赤いベルト戦、外国人チャンピオン、ビー・プレスリーvs花。

 

躍進めざましい花だが、果たして以前見た時からどんだけ成長したかである。

 

結論から言うと、試合運びとかは上手くなったと思うけど、技のだし分けとかここぞの時の攻め込みがやや一本調子で、もう少し緩急とかすかしみたいなこともできるようになるともっと良さそう。

 

対するビーは安定感があってオールラウンダーという感じ。

 

幅の広さでは明らかにレベルが上でしたね。

 

押し込まれる場面もあったにしろ、正直貫禄勝ちという感じではないだろうか。

 

試合後の様子から明らかだったね。

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しかし、カミゴエ使うしジャパニーズオーシャン使うしで、色々参照しているんだな。

 

と、主要ベルトはいずれも防衛、次の挑戦者は岩谷がやるようなので、ここでまたどう動くかである。

 

いずれにせよ、幾多の主要選手の退団がありながらも、ちゃんとそれなり以上の選手を揃えてくるからさすがだな、スターダムは。

 

 

更に試合後にサプライズが。

 

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 なんとアイスリボンのジュリアが入団するとな。

 

知らなかったんだけど、今日の朝早くに本人がツイートで退団表明、しかし会社はこのリリースを把握きておらず、どうも暴走気味の発表だったらしい。

 

たた、おそらく沙耶の引退試合後に辞めようという腹と、この後楽園でサプライズ発表しようということはスターダムサイドと話していたのだろう。

 

自体が複雑になったのは沙耶の引退試合が台風で延期になったことである。

 

それでも押し切ってしまったのは、正直どうかと思う部分もあるわけだが、さすがに緊張はあるにせよやや不安げな顔はしていたね。

 

ここからアイスリボンサイドがどう動くかも注目だが、いずれにせよスターダムはなんだかんだ面白い団体である。