続・論理プロレス論考

観戦の感想、レスラー個々、そしてプロレスを見る私と、様々な角度からあれこれプロレスを語りたいブログ

なんだかんだスターダムはやり手 -興行再開でよかったね

最近すっかり更新が滞っていたが、ようやく興行も再開されたということで、久しぶりに書いていく。

 

で、何を書こうかしらと思うとまたぞおろスターダムについて。

 

チャンピオンで看板選手の1人だった星輝が怪我のため引退、そして様々な一般メディアでも取り上げられた花の死後、初の大会も開催された。

 

この間SNSでの発信も多数あったので結構情報自体は拾っていたが、なかなかうまいこと展開するものだと感心した。

 

  現在団体として押していきたいのは大きく2つ、一つは昨年デビューの生え抜き新人、上谷沙耶、もう一つは基本他団体出身・フリーで構成されたドンナデルモンドだろう。

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まずは前者、元々AKBかなんかの研究生という位置付けでアイドルをやっているところからプロレス参戦となったらしい。

 

これは中野たむと大仁田のやっていたプロジェクトからだったかと思うが、見た目はおっとりしていそうな印象で、実際あんまりガツガツした印象はない。

 

しかし、最近は試合中の表情だったり気迫みたいなものも徐々に出てきて面白くなってきている。

 

元々長身で運動神経は抜群、顔も可愛らしいのでデビュー当時から注目株ではあったが、ここにきて林下とともにタッグ戦線で咲かせたいらしい。

 

彼女の所属するクイーンズクエストのリーダー渡辺桃を思うとちょっと切なくはなるが、ともあれ彼女の素材自体は非常にいいのは確かである。

 

興行再開となるポスターでも大写しで使われるあたりに期待値が出ているわけだ。

 

タッグマッチだが試合を載せておこう。


【スターダム公式/期間限定】2019.12.1 里歩&スターライト・キッド vs 上谷沙弥&星野唯月【STARDOM/Limited time release】

ちなみにこの試合の対角線に立っている里穂も可愛い。

 

 

そしてもう一つのドンナデルモンド(DDM)は、アイスリボン で色々あっての移籍となったジュリアを中心としたユニットだ。

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少し前まではフリーで総合格闘技の経験まる朱里、TAKAみちのくの新団体Just Tap Out所属の舞華の3人であったが、再開のタイミングで元アクトレス有田ひめかがリングネームも変えて参戦となった。

 

いつの間にか退団していたわけだが、そのままスターダムに参戦となったようだ。

 

正直参戦当時は、団体の押し具合があまりに露骨すぎてう〜んと思っているところはあったけど、この間にもそれぞれ肉体を仕上げていて驚いた。

 

ひめかも、元アイドルだけあって非常に可愛らしい顔をした子で、こちらもまた上背のある選手だったが、如何せんちょっとボテっとして動きにキレがなく、なんか緩慢な印象だったが、かなりすっきりしていたのがまた驚いた。

 

10kg以上減量したらしく、顔周りのすっきりして全体にシャープになってきているので、上背がさらに引き立ってプロレスラーとしていい感じになった。

 

ちなみに顔も小さい。

 

 

このユニットのリーダーたるジュリアも、花も通っていたジムで肉体改造をしているようだ。

 

彼女のSNSは筋トレ画像が満載なので、筋肉フェチにはなかなかたまらない有様でおすすめだ。

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朱里はもはや言わずもがな、プロレラーとしての全体的なプロポーションも非常に素晴らしい。

 

そして舞華、この子もまためちゃ筋トレしているのだけど、パンプアップの具合がすごい。

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見事な上腕二頭筋だ。

 

顔は割と可愛らしい感じなんだけど、どこまでいくのか。

 

是非中井りんくらいのボリューム感を目指して欲しい。

 

余談だが、彼女も柔道出身だ。

 

 

このユニットの面白いところは、こういうアスリート路線というか、集まってみたらストイックな集団になっているところだ。

 

また彼女らに限らずだけど、団体としてもやはり選手が全体として非常に正しい方向に前を向いている感じがいい。

 

それこそ花の件で再開興行で試合をできなかったジャングルも無事リング復帰、ユニットは引き続き展開していくらしい。

 

先のQQにしても桃も腐らずやっている。

 

この子ももう少し肉体的にシェイプすればもう一皮向けそうなのにな。

 

また正規軍的な位置付けの岩谷のユニットは正統派なアイドル女子プロという感じだが、選手の動きは普通以上にいい。

 

他の女子プロ団体もそれぞれに違いがあるから必ずしもどこがいい悪いという一概な話はないけど、とはいえなんだかんだ世界デビューできる選手が排出されているのはこの団体くらいだ。

 

個別で言えば里村とかつっかとか、海外で試合をする選手はいるけど、団体ではないからね。

 

その辺りの危機感もあってアイスリボンの雪妃はああいうスタンスにしたのかもしれないね。

 

 

そして、改めてみていて思うのは最近女子プロレスも可愛い子増えたよね。

 

また元アイドルという子も増えてきているし、特に新興系の女子プロ団体はアイドルの一ジャンルとなっている。

 

こうしてみている時のファン目線って多分同じ構造なんだろうな。

 

女子プロはデビューまでが速いし、実際デビュー戦のしょっぱさが半端ではない。

 

そこからどう成長するかでプロレスラーになるのかどこかで引退するのかの分かれ道になると思うけど、グッと変わる瞬間を見るとやっぱり感動するんだよね。

 

試合をみていても、この子必死だなぁ、と伝わる瞬間がある。

 

いらっとしたら本当に怒ればいいし、嬉しければ喜べばいい。

 

プロレスとてエンタメな側面はあるので、その視点は常にないとダメなのは確かだけど、重要なのはやっぱり剥き身のところなんだよね。

 

ともすればアイドル崩れがマイナージャンルでチヤホヤされている、という批判をされている子もおそらくいるだろう。

 

でも、そんなに生優しい世界でもないよ、実際痛いし、本当に大きな怪我で障害に近い状態になることもあるし、命を落としている人だっている。

 

どんな世界でも必死にやっていれば痛い目も見るししんどいし、だから楽しくなることもある。

 

 

毎回行っているが、女子プロレスが私のようなおっさんではなく、むしろ同じ女性にこそみて欲しいと思うし、多分楽しめると思うんですよ。

 

女性の社会進出が叫ばれて久しい昨今だが、まだまだ男性社会である。

 

スターダムは地上波でも放映されていたけど、あの作り方は失敗だったと思っている。

 

明らかにアイドル的な売り方をしすぎだ。

 

あれじゃ女性ファンはつかない。

 

このプロレスというリングで見せられる世界も、ひょっとしたらそういう側面があるのかもしれないけど、鬱屈しているよりは真正面から感情をぶつけ合うのはいいですよ。

 

これから大会も増えていくはずなので、機会があれば是非みてみて欲しいですね。