特に仕事の場面での人間関係で 大事だと思うことは、酒を飲みに行けることでも普段から遊ぶことでもなくて、純粋に仕事そのもので尊敬できる存在がいるかどうかだと思っている。
尊敬というか、この人すげぇな、ちょっとかなわねぇと健全に思わせてくれる存在がいるかどうかだ。
叶わないからといって諦めることはなくて、そこからは個人の問題だが、だからこそ負けられねぇと思えることが理想だけど、ともあれ同じ職場にそういう存在がいるととても仕事の成長は早くなるし、変な慢心もないので結構謙虚にいられるものである。
あくまで個人的な考え方の話だけど、最近プロレスをみながら改めてふとそんなことを思うことがあった。
私は男子も女子も見るが、中でも最近みていて特にヤキモキする選手がちょくちょくこのブログでは上げているけど、それはスターダムの渡辺桃である。
ネットで探したらちょっと懐かしい写真があったのでピックしてみたが、今は彼女がリーダーとして存在しているQueens Questというユニットは、元々紫雷イオが作ったもので、当時は葉月も所属していたね。
当時はまだ高校生で、その少し前まではたしかジャングル叫女とJKグリーンというユニットを組んでいたが、ある時強さを求めて、と言ってイオに合流したのであった。
私はその頃少しプロレスをみていない時期があったこともあり、正直所属してしばらくの印象ってそこまでなかったが、イオがいよいよ海外に渡る頃になって当時イオの持っていた白いベルトを受け継いだのは彼女であった。
すでに女子プロ界でトップだったし、今に至るも里村と併記して遜色なかったのは彼女だけだ。
だからこそ、そこから受け継いだベルトを簡単に受け渡すわけにもいかないという意地もあったろう、気がついたらとても成長していた。
その後今に至るも最多防衛記録を持っているわけだが、残念ながら最近はパッとしていない。
ユニットのリーダーながら、今年の頭の新日本東京ドームでの提供試合では唯一出場できなかったり、今日も横浜武道館でのビッグマッチながら第2試合だったか、しかも白川美奈のチャレンジマッチの相手と言う感じ。
団体としてコズエンを推したいのはわかるが、うなぎも白川も試合はキャリア相応という感じはどうしても否めない。
またQQにおいても、少なくともチャンピオンの詩美や上谷よりは明らかに地力が違う。
年齢的にはまだ22歳、2人の方が年も上なんだけど、だからこそなのかユニットにおいては前に出なければ、という感じが出過ぎていて、ちょっと窮屈になっていないかという感じもするのである。
その点は詩美も同様なんだけど、ともあれまだキャリア的には若手、元来真面目な性格のようだし、普段は普通の大人しい女の子という感じだ。
ちなみに今日の大会のプロモ映像では2人が駅からの道のりを案内しているが、この絵では詩美の方が年相応にお姉さんに見えるから面白い。
先の武道館大会でのとあるやりとりを指して図らずもジュリアがあるインタビューで話していたが、普段は穏やかで優しい性格なんだろうね。
だからこそ、彼女はもう少し誰かの背中を追いかける形で学ぶ機会があるとこれからのキャリアの伸び方がかなり変わると思うんだよな。
それこそ先の武道館では高橋奈苗とやったり、その前では朱里との絡みもあったので、この時はちょっと期待したんだよね。
いっそQQは一旦離れて、朱里、AZMあたりと新しいユニットを組んでくれないかと思っている。
その方がトータルでいいバランスになると思うんだよな。
彼女に今必要なのは壁になる存在だと思うし、でないと見失ってこのままずるずる言ってしまうか、静かにいなくなるかではないかと思っている。
なんだかんだこの団体の中で、リング上の実力は疑うべくもないだろう。
だかたこそなんだか歯痒いんだよな。
ちなみに、ユニット観点で言えば岩谷と一緒にやっているスタラキも、そろそろ脱皮しないとただの繋ぎでしたチャンピオンシップも組まれない存在になるだろう。
同じくらいのキャリアのAZMもタイトルこそまだ目立ったものはないけど、実力的には本当に会社の政治以外ベルトを取らない理由が見当たらない。
プロレス頭も素晴らしいし、動きもそれに追いつくくらいなので、何気に頭ひとつぬけているんだよね。
昔はライバルと言われていた2人だが、多分AZMにとってはもはや興味のある存在にはなっていないのではないかという気もする。
先日ハイスピードをなつぽいに取られたけど、そろそろ次のステップへという感じだったので、その動勢をみたいところだ。
いずれにせよ、今日の横浜は新年度1発目の大きな大会で、まずSTARSは大きな動きがあるだろう。
SNSではあれこれ言われているが、その方がいいと個人的には思っている。
セミの詩美はビーに敗退、またメインはDDM同志のタッグマッチだが、ここでジュリア、朱里が敗退、そして朱里が離脱する形で桃と合流、そこにAZMも絡んで新たなユニット結成。
DDMはまいひめを軸にジュリアは課外活動含めた違う領域でもしばらく力を発揮、STARSからはスタラキが離脱、マスクを脱いで新たなキャリアを歩み始める。
岩谷の性格的に、自ら裏切る的なアングルをやるとたむの時みたいに後腐れが激しいのでそうならないように仕向けるだろう。
詩美と上谷は引き続き組みながら、ここに南姉妹も絡みながら若手軍団で尖っていくのも面白そうだな。
いずれにせよ、選手層が厚くなる一方で、年齢は飢えながらもキャリアの浅い選手が増えているし、その中でまさにまだ伸びるはずの選手が変に保守的なポジションにいるのは明らかにもったいない。
朱里が結構キーになりそうだと思うんだけどな。
どうなるか期待である。