続・論理プロレス論考

観戦の感想、レスラー個々、そしてプロレスを見る私と、様々な角度からあれこれプロレスを語りたいブログ

新日本プロレス

清宮とMIRAI、プロレスの難しさ

ここ数ヶ月でいくつか気になるトピックが。 まず一つは夏の祭典、新日本プロレスの開催するG-1クライマックスだ。 NoahのN-1も同時期に開催されているが、やはりバリュー的にも認知度的にも歴史的にも前者に軍配だ。 それはともかく、今年の注目の一つはやは…

最高です、オールスタージュニアフェスティバル2023

プロレスという競技ならではだなということを感じることがしばしばあるんだけど、そんなことの一つが3月1日に開催されたオールスタージュニアフェスティバルだ。 新日本プロレスの高橋ヒロムが呼びかけたことで実現したわけだけど、普段見ないインディ団体か…

LAST LOVE 武藤敬司引退 

遅ればせながら、武藤敬司の引退試合を観に東京ドームへ行ってきた。 個人的な思い出としては、私は全日本の社長だった頃からの武藤しかしらない。 プロレスを観始めたのがちょうど其の時代だったんですね。 それこそ小島もいて、真田や征矢、カズ・ハヤシと…

ノアvs新日本、でこれからどうする?

昨日今日とノアはビッグマッチを開催、一つは昨年に引き続き2回目となる団体対抗戦、もう一つはグレート・ムタのラストマッチだ。 会場まで行こうか迷ったが、結局配信で見ることに。 まず対抗戦だが、昨年はこの両団体がぶつかるというだけで大きな話題に…

新日本プロレス×スターダムの合同興業

a 今日はスターダムと新日の初となる合同興行だ。 本当は友人と来るはずが、アクシデントにより急遽来れなくなってしまったのが残念だったが、ともあれここ最近にあっては珍しいお祭り興行である。 当初から焦点だったのはミクスドマッチ、要は男子対女子の…

プロレスラーのジレンマ

プロレスラーというのは実にアンビバレントな存在である。 格闘技とエンターテイメントの間にいて、リアルとフェイクの間にいる。 常に生きて帰らないといけないのに、死闘を求められる。 ぬるい技をかけあえばやらせだと批判され、危険な技を掛け合えばやり…

Best Of The Super Junior 29、 最高でした。

最近またプロレスをよく見るようになっていて、会場にもタイミングとカードの案配を見て足を運ぶようにしている。 といって、気がつけばスターダムか新日本を見ているんだけど、やっぱり他の団体と比べても単純なスキル以上に魅力的に映るものがこの両団体か…

小島聡には頑張ってほしい

最近また生観戦も含めてプロレスを観ている。 新日本の成長とスターダムの躍進に引っ張られるように業界自体が活気付き始めた感もあってファンとしては嬉しいかぎりだ。 その中でかつては新日本を抜いてトップに君臨していたにも関わらず、スター選手が立て…

プロレスをどう観るか問題

この頃は新日本の躍進により地上波のバラエティでもプロレスラーを見る機会が増えて、ファンとしては嬉しいことである。 女子も同じブシロード傘下のスターダムは頭ひとつ以上抜けたところだ。 同じく大きな資本力を持つのがサイバーエージェント傘下のノア…

きっかけ ー新日本対Noah 1.8対抗戦

昨日はプロレスファン大注目の新日本とノアの対抗戦であった。 両団体がこれまでも全く交流がなかったかといえばそんなことはないし、選手個々ではリングに立つことはあったので、ついに禁断の〜みたいな形ではないが、今回は全てのカードが対抗戦になってい…

定番化からの脱皮 -新日本プロレス1.4-1.5

少し遅ればせながら、今週半ば開催となった恒例の新日本プロレス東京ドーム大会について。 今年も2 daysとなったのだが、ちょうど仕事始めと被るとおうこともあって集客は苦戦したようだ。 とはいえ試合内容自体は全体的に充実しており、さすがを見せつけた…

定番化からの脱皮 -新日本プロレス1.4-1.5

少し遅ればせながら、今週半ば開催となった恒例の新日本プロレス東京ドーム大会について。 今年も2 daysとなったのだが、ちょうど仕事始めと被るとおうこともあって集客は苦戦したようだ。 とはいえ試合内容自体は全体的に充実しており、さすがを見せつけた…

人間万事塞翁が馬

男子3日会わねば刮目せよ、とは昔の言葉で、子供の成長は早いぜ、と言った意味だったかと思うが、プロレスを観ていて面白いと感じることの一つはレスラーの成長である。 レスラーに限らず仕事でもそうだが、出来なかったことができるようになる瞬間や、こい…

待ってたぜ! -柴田勝頼復活(仮)

njpwより 昨日は新日本プロレスのG1 Climax最終戦であったわけだが、思わぬサプライズが。 後半の開始前に、なんと柴田が登場。 しかもただの挨拶ではなく、グラップリングの特別ルールながら5分間の試合をしたのだ。 相手を務めたのはザックだったが、5分…

Life Story ー語るべき物語

今日はプロレスで2つの胸熱なトピックがあった。 新日本プロレスとスターダムだ。 キーワードはずばり”Life Story”だ。 私にとってプロレスの中で面白いプロレスってなんだ?と聞かれたら、この言葉に集約されると言って過言ではない。 まずは新日本でのLife…

スターダム_5star グランプリと新日本プロレスG1 Climax

画像:バトルニュース 約2ヶ月ほどにわたり開催されたスターダムのシングルリーグ戦、5 star グランプリが昨日終了。 コロナの影響もあり日程変更やそれによるかなりタイトなスケジュールとなったり、ジュリアが怪我で途中棄権となったりと、何かと話題もつ…

メットライフも充実 ー9.4 & 9.5の新日本プロレス

この土日は新日本プロレスのメットライフドーム2daysであった。 東京ドーム以外ではかなり大箱での開催であったが、観客はかなり絞りながらもなお少ないのは時制的にしかたないところか。 個人的にこの大会での注目点は、鷹木の防衛戦とスターダム勢の試合だ…

リアル -プロレス流エンタメ

この4連休、久しぶりに趣味らしい趣味を謳歌している。 私はプロレス意外に音楽を聞くのも好きだし、美術館に行くのも好きだ。 今日は美術館に久しぶりに行って、夜は酒を飲みながら新日本プロレスワールドを観ている。 生で観られないのに映像ばかり観てい…

リングに見えるアイデンティティ

この土日は札幌での新日本プロレス2連戦が行われた。 2日目の試合を今見ながら書いているが、1.5東京ドームから大きな注目を集めているのはKENTAである。 ノアからWWEへ挑戦するも、思うような結果を残せなかったのは残念であったが、そんな彼が背水の陣で…

プロレスは面白い -年末年始のあれこれ

令和2年、今年もいつになく何もない感じで個人的には年明けを迎えてしまった。 去年とは全然状況もなにも違うはずだが、何も変わっていない・・・。 これが人生というものか。 そんな中だが、世間では年末年始と格闘技イベントが行われており、いずれも昨年…

成果のその先

人生は基本的に不平等だし、理不尽なものだ。 努力は裏切らないという言葉の意味は、それなりのスキルなり能力の向上には必ず役に立つということに限られて、それが社会的に認められるとか、描いた夢を実現できるかどうかは全く別の問題である。 特に商業的…

プロレスのプロレスらしい事態と個人的に思っていること

この週末はプロレス的なトピックが、個人的には大きく2つあってよかったね。 週末と言いつつ昨日に偏ってはいるんだけど、まずは新日本プロレス両国大会。 いくつかの注目カードがあったわけだけど、特に旧来のプロレスファンにとって最注目は今年いっぱい…

本物とは -大海賊祭り

今日は鈴木みのるのデビュー30周年イベント、大海賊祭りへ。 イベント自体は去年もやっていたんだけど、今年は何と言ってもオカダ・カズチカの参戦である。 入場観覧完全フリーのイベントで、鈴木みのるvsオカダのカードなんて、プロレスファンにしてみれば…

反骨心 -鷹木信悟

連休も折り返し日の今日、私はプロレスの人定めて過ごしている。 先ほどアップしたように昼間はWAVEを観にいったんだけど、実は朝から全日本の月額サービスに加入して、終わったばかりにチャンピオンカーニバルの気になる試合を見ていた。 今年はラインナッ…

プロレスの面白さはガチなところに

最近Yahooの記事などで、やけに自分の好みによったニュースが多いな、と気になった人はいないだろうか? 実は、あのポータルサイトの向こう側ではユーザーの好みに合わせてより好まれる記事を配信する、という仕組みが働いているのをご存知だろうか。 やはり…

ガチヤオ論争の無意味さ

先週新日本プロレスの夏の祭典、G1が終わった。 今年は内藤とケニーが決勝を争い、内藤が優勝となった。 ここ数年は週プロで結果を追いかけるだけだったのだけど、今年は誘ってくれる人があったので久しぶりに両国で観戦した。 新日本プロレス自体、最近はチ…

プロレス=人生

4月の両国の試合以来、重体ゆえ入院していた柴田、今は退院したものの、かなり大きな後遺症が残っている状態である。 新日本からの公式発表よりも毎週の彼のブログで本人の口から状態を知るわけだけど、思っていた以上に状況は重たいのがしれて、ファンとし…

危険技=すごいではないと思う話

少し時間が経ってしまったが、先月の新日本プロレス、両国国技館で行われたIWGPヘヴィの試合、オカダvs柴田というファンの期待値も高い試合だったのだけど、この試合後チャレンジャーの柴田が病院へ搬送され、そのまま手術、現在も入院しており復帰云々も言…

柴田に期待されること

先のニュージャパンカップで柴田が優勝して、その流れでオカダの持つIWGPへの挑戦を表明し、4月の両国だと思うけどそのでのチャンピオンシップが決まった。 数年前に新日本に出戻りという形で戻ってきて、桜庭はいつの間にかアレグラ星人になってしまったが…

思いはせる、年の瀬年始

先日今年のプロレス大賞が発表された。 大方の予想どおり内藤がMVPになったが、候補も棚橋、オカダと新日本勢のみとなっており、もう少し他の団体、フリーからも出してしかるべきだと思うがさておき。 そしてベストマッチは丸藤vsオカダのG1初戦。 これにつ…