続・論理プロレス論考

観戦の感想、レスラー個々、そしてプロレスを見る私と、様々な角度からあれこれプロレスを語りたいブログ

底上げを狙うかスターダム -3.4代々木第二体育館大会

ブシロードが攻めている、と思っているのは私だけではないはず。

 

男子においては新日本プロレスで、女子においてはスターダムで、それぞれプロレス界の地図を書き換えようとしているのではないかと、そんな気がしている。

 

別途記事を書いているけど、先に開催されたオールスタージュニアフェスティバルでは、メジャー・インディ、新旧問わずさまざまな団体のさまざまな選手が一堂に会した見本市みたいな大会となった。

 

片やのスターダムも、昨年よりShowcaseやNew Bloodなどの新しい大会を開催し、そこでは他団体の選手も積極的に招いたり、試合形式もさまざまなチャレンジをしている。

 

おそらく新日本でやってきた反省を生かしつつ、特に男子以上にめんどくさいファンの多い女子なので、あえて色分けをすることでさまざま試しているんだろう。

 

そうした実績や、そこで受け入れられた選手を本線に出場させることで興行としての幅を広げつつ、一方で別ブランドはそれぞれにプレミアム感を出していく、そんな感じだろうか。

 

昨日の大会もタイトルマッチだけでなく、長らくやってきた3人タッグリーグ戦の決勝をおくなど、カードはかなり気合が入っていた。

 

またジュリアが今は団体の中心的なところにいることもあって、アイスリボンからの遺恨をことごとく精算させている。

 

先のすずとの一連は、本人同士の間で感情以外の蟠りもなかったし、元々人間関係があったので結果的に綺麗な形で終わったが、今回は雪妃の登場。

 

表立ってはわからなかった感情の蟠りが顕在化、それをあえてぶっ込んでくるような試合を出して、なかなかやってくれる。

 

私が一番アイスリボンを見ていた時期の主力選手がことごとく上がっているので、やっぱり見ちゃうよね。

 

また奈々江だけでなく、優宇のような巨体選手や、さらに橋本千紘も参戦。

 

かなり面白いカード満載となった。

 

ちなみに会場となった代々木体育館のすぐ近くでは、東京ガールズコレクションも開催されており、おしゃれでかわいい女の子たちがあちこちでうろうろしていた。

 

どっちも女の子が主役のイベントだ。

 

 

さて、すっかり当然の後継となった第0試合だが、なんと2試合も組まれていた。

 

入場時間の都合で一つ目は見られなかったが、0−2で詩美が登場。

 

まじか、選手層の厚さ、というか今の団体のトレンドを反映しているようだ。

 

 

そんなわけで始まったわけだが、第1試合は6人タッグDDMの桜井・テクラ・舞華vsコズエンの派生ユニット、白川・マライア・月山組である。

怪我から復帰して以降、独自路線もしっかりと歩み始め、次の主力群の1人になっている。

 

今は月山のメンターにもなっているが、待ち望まれているのはシングルベルトの戴冠である。

 

ともあれ、最近では月山の活躍の方が注目だが、この試合でもそれぞれ何を見せるかだ。

 

ただ、個人的にはやはりテクラが好きですね。

 

彼女はいいレスラーだ。

 

動きはいいし、ユーモアはあるし、テクニックはピカイチだ。

 

SWAの戴冠こそあったが、それ以外は目立った活躍がないのが非常に残念だが、本当ならハイスピードあたりでもっと存在感を出していてもなんた不思議のないレスラーだ。

 

月山も頑張っているし、実力的に他の選手にそこまで劣るわけではないんだけどね。

 

他方で桜井はDDMに入って本当に良かったよね。

 

色々言われたらしいが、自分なりのフィニッシュフォールドで今日も決めた。

 

あとでもう1度書くと思うけど、スターダムのファンは残念なファンが多い。

 

本来的に彼女たちがリーチしたいであろう層にはリーチできていないなとつくづく感じるが、黙って金だけ払ってろと思うよな。

 

 

続く第2試合もタッグ戦、10人タッグというボリューミーな人員だが、大江戸隊vsスターズだ。

 

岩谷はすっかりトップ戦線よりもこうしたカードで悠々やっているような印象だが、しかしスタイルはいいし、動きもなんだかんだ頭ひとつ抜き出ているんだよな。

 

なんか勿体無い。

 

また個人的にはやっぱり渡辺桃はもっと貪欲にトップに行ってほしい。

試合はタッグらしく、コグマとナツコのコミカル展開に始まり、忙しく展開しながら最後はフキゲンがこももを丸めて勝利。

 

今日はトピック多いからね。

 

 

第3試合から、長らく続いていた6人タッグリーグの準決勝、2ブロック制の各組の試合となるのだけど、まずはコズエンvsGE。

 

コズエンもユニットとしては長いが、今回はたむ・なつぽい・SAKIというこれまでと違う顔合わせで臨んでいる。

 

対するGEは、稲葉を迎えたとはいえ実質3人体制のままだ。

結果はGEの勝利だったが、試合を決めたのは朱里だった。

 

試合中は壮麗が前に出る場面も多かったのだけど、正直いって厳しかった。

 

一応フューチャーのベルトを持っているし、体格もあるしパワーもある。

 

だけどプロレスが全然できていない。

 

スターダム移籍時点ですごい選手が来たみたいなリアクションも散見されたけど、私は今のところ新人何年目以上の選手以外には見えていない。

 

女子にあってパワーがあるというだけで、もう少しちゃんと基礎的なことやらせた方がいいだろうと。

 

今はMIRAIと2人のコンビで押し出そうとしているのだと思うけど、MIRAIもシンデレラで優勝したとはいえ、長い試合になるとやっぱり細かなところで粗が出てしまう。

 

まだ若いから、もう少しじっくり育ててあげてもいいのではないかと思ってしまう。

 

 

続くはもう一つのブロック、高橋奈七永率いる重量タッグチーム・7UPvsプロミネンスだ。

 

先の5スターですっかりスターダムに受け入れられたプロミネンスだが、くるみはまだその存在感を示しきれていないという印象だった。

 

かつては世羅、すずよりも化け物的な存在感を放っていたが、元々の性格か怪我の影響か、ちょっとおとなしくしてしまっていたのが口惜しい存在だったが、この試合ではその存在感をバッチリ発揮した。

 

体格的に張れるのもこの子だけだしな。

しかし、優宇もでかいな。

 

あとでも書くが、ここ最近は外からの選手、プロミネンスもそうだけどただのアイドルじゃなく実力者で体格的にもスターダムになかなかいない層を積極的にぶちこんでいるのは、ブランドチェンジを狙っているのかなと。

 

ともあれ、試合はすずが水森を仕留める形でプロミネンスが勝利。

 

順当と言えば順当な結果か。

 

それにしても奈七永はほんと元気よな、すごい。

 

試合後に決勝で当たるGEが登場、するも暗がりにいるのでどこで声がしているかわからない状態。

 

「ここだよ〜〜〜」と叫ぶ朱里が絶妙に緩い。

 

アイスリボンの頃から交流もあるので、その空気感もあったのだろう。

 

プロミネンスも参戦当初は挑発的でヒール的な立ち回りをしていたが、元々そんなキャラではないからね。

 

自然にそれが出てきているのは嬉しいところだ。

 

そんな不思議なやりとりで、決勝ではアーティストのベルトもかけることに。

 

初の6人タッグ決勝にはスターダム生え抜きはゼロ、ましてアーティスト自体のあり方も見直しているのだろうか。

 

 

続くは引退ロードに入ったひめかの希望により決まった橋本千紘とのシングル。

この選手はあちこちで評判だし、なんといってもあの里村の薫陶を受けた上、元オリンピック候補選手、体格もガッチリしているのでまさに最強の外敵である。

 

対するひめかも体が大きいので、団体内ではパワーファイターとして存在感を出しているけど、結論から言えば何もできなかったという印象。

 

とにかく橋本の存在感、技ひとつひとつの説得力、何から何まで格が違いすぎる。

 

団体随一の人気選手なので、試合結果でも惜敗とか、コメントでも評価の声が多かったし、なんなら橋本が相手を活かせないというコメントもあった。

 

他の試合を見たことがないのでなんとも言えないけど、さすがにあれでは受けるにしても難しいだろう。

 

あからさまになりすぎてしまうから。

 

ひめかが本当にもっと思い切りぶつかっていくような展開ならもう少し違ったと思うけど、やっぱりその根っこが出てしまっている感じがあって、本当に勿体無いよな。

 

結局ほとんど息切れもせず、最後はアンクルホールドでのギブアップであった。

 

質の違う強さをしっかり見せてくれるあたり、これがプロレスラーだよなと久しぶりに感じた選手だった。

 

アイドル出身でもなんでもいいけど、本質的にいわゆるアイドルとの違いは戦いが前提であるかどうかだ。

 

あえてこういう選手をぶっ込んでくるのも、先にも書いたスターダムがこれから本当の意味でプロレスファンを獲得するための土壌づくりのためかなと思う。

 

次はついに朱里との一戦になるのだけど、これは観たいな。

 

 

ここからはシングルベルト3連戦、いずれも好カードが並んでいる。

 

まずはワンダー戦、先ごろ最多防衛記録を更新した上谷に対するは葉月。

 

すっかり職人レスラーのような存在となっているが、ファンからすれば満を持してというところもあるだろう。

 

デビュー当時から考えると、本当に色気のあるいいレスラーになったと思う。

最近ではコーチとしても重宝されているようであるが、やっぱりシングルプレイヤーとしての証もほしい。

 

対する上谷は絶対王者感も出てきており、正直外の選手とやる以外そろそろ厳しいんじゃないかというところにきている。

 

試合は葉月のうまさが際立つ内容だった。

 

ひとつ前の橋本の存在感はある種絶対的なところがあるけど、そうはいってもプロレスはそれだけではない凄さもあるわけで、AZMと葉月はそうしたものを持っている選手だと思っている。

 

対する上谷はスターというか、持って生まれた華やかさと身体能力の高さで橋本とは違う類だけど化け物の選手だ。

 

この手の選手を破るなら葉月みたいなタイプだろうなと期待していたが、結果は防衛となった。

 

ただ、気になったのは最後の方でファイヤーバードでキメに行ったがキックアウトした場面。

 

上谷がリアルに戸惑っている印象だったが、その後スタークラッシャー連発で仕留めるという、らしくない展開となった。

 

多分だけど、葉月としてはフェニックスでキメにこいと示したのかなと思ったが、実際どうだろうな。

 

試合後しばらく2人とも立てず、上谷も揚々立ち上がったくらいだったが、しばらくしたらマイクもしっかり喋っていたので、さすがだなと思った。

次は横浜で、因縁となったちゃんみなとの再戦が決まった。

 

フェニックスは放てるか、それが焦点になっている印象だが果たして。

 

 

続くはAZMとスタラキのハイスピード戦、キッズ時代からのライバル関係の2人で、背丈も近いから噛み合っている。

 

ただ、個人的にはAZMの方が団体全体においてもレスラーとしては頭ひとつ突き抜けていると思っているので、ぜひ次のステップに進んでほしいと思っている。

スタラキも以前と比べればすごく良くなったし、動きも正確でレスラーとしてレベルアップはしているし、努力の賜物と感じるんだが、ここからさらに突き抜けるためにどうするかというところに差し掛かっている印象である。

 

機動力満載のハイスピードらしい展開に始まりつつ、試合全体としてもハイレベルだった。

 

途中AZMが場外へ飛んだ際に足を痛めたようで、ちょっと不安な展開もあったものの、最後はしっかりと締めたのはさすがだったね。

 

これで2人のハイスピードは一旦区切りと宣言しており、AZMは女子IWGPへの挑戦も見えている状況だ。

 

この日は次期挑戦について何もなかったが、どうせなら別の方向へ向いていってほしいところだ。

 

世界的に観てもここまで動ける選手は少ないし、プロレス頭がずば抜けているので、世界にアピールしてほしい存在である。

 

 

そしてセミファイナルはこんなに早く実現するとは思っていなかったジュリアvs雪妃のワールド戦。

 

急転直下で決まったような印象だが、先にすずとの蟠りを解消したところ、実はもっと根深い確執のあった2人の試合、成り立つのか?というのが多くのファンが思ったところだろう。

恒例の記念撮影前の風景だが、この後まさかのジュリア側がベルトで殴打して奇襲を仕掛ける。

 

そのまま場外に雪崩れ込み、ほとんど乱闘みたいな試合展開が続く。

 

しかし修羅場の数なら雪妃も負けていない、一番勢いのあった頃のアイスリボンでベルトを巻いたり選手会長をしたり、尾崎に見染められてやっているのは伊達じゃない。

 

しっかりと返していく。

 

リング上でもかなりハードヒットな撃ち合いをやるなど、感情ものせまくりだ。

もともとスポーツエリートでもないし、激しい展開を得意とするタイプでもないので、要所要所でジュリアに押される展開はあるものの、ちゃんと受けるところは受けつつ返すところは返していくから、選手としての底力は示していたよな。

 

間の取り方などは、雪妃の方が絶妙だったね。

場外では久しぶりに観客席に投げ飛ばすような展開もあって、声出しもOKになっていたのでコロナ前に振り戻してやろうという意思も見えた展開だった。

 

またジュリアが入場時に机を持ってきたのだけど、期待通り場外で机上パイルドライバーをかます

 

一方の雪妃も別テーブルでタイガードライバーかますと、ジュリアの背中から血が出ていたね。

喧嘩マッチのような展開ではあったけど、なんだかんだ2人ともちゃんとプロレスラーである。

 

最後は両者リングアウトで引き分け防衛となったので、どちらかと言えば批判的な声も多かったし、特に雪妃に対して否定的なコメントも多かったけど、会場の空気はそんな否定的なものではなく、むしろすずの時と同様雪妃も受け入れ体制に入っているような感じだった。

 

試合後にもマイクの応酬があり、あわや延長線もありかと思ったがさすがにそれはないものの、継続参戦をしっかり匂わせつつ、雪妃もジュリアの決め台詞をぶっこむなどこの2人の試合としてはいい感じの終わり方をしたと思う。

 

決着つけるには早すぎる、一度感情を全てぶつけるような試合になったので、とてもよかったよ。

 

すぐの再戦はないと思うけど、次はいつやっても違った展開で盛り上がるだろう。

 

ジュリアはその辺の持っていき方が本当に秀逸だし、雪妃もその辺りのバランス感覚が素晴らしい。

 

バクステコメントでも、2人ともまずは感情的な蟠りは多少なりとも解けたようだし、次に試合をすることになったらいい距離感の試合ができるなじゃないかという感じだね。

 

なんだかんだ雪妃もジュリアのことは評価しているし、ジュリアも雪妃のことを認めているところもあるのをそれぞれが自覚しているから。

 

雪妃の嫌い同士の両思いという言葉がまさに言い得て妙だろう。

 

こうやって長い目で見るといろんなことが交錯していくのが、まさにプロレスであるよね。

 

 

そしてラストはトライアングル戦の決勝戦、GE vs プロミネンスだ。

 

正直6人タッグは団体内ではチャンスベルトの一つということもあろうが、初代の優勝者に生え抜きを置かないのもある種勝負に出ていていいよね。

 

それに、他の試合でもそうだけどこうして外から実力者が参戦してくると、どうしたってレベルの違いを思い知らされる場面も出てくるだろうし、逆にトップ選手がなぜトップなのかということも見えてくるから、特に若手メンバーにとっては大きなきっかけにもなるだろう。

 

先にも書いたけどGEは朱里以外はほぼ新人と変わらない。

 

対するプロミネンスは全員チャンピオン経験者で、男子とも試合しているくらいだから経験値から何から圧倒的に違う。

 

そこで何を示すかだけど、結果としてはやはりプロミネンスの勝利で幕を閉じた。

 

ここでもMIRAI、壮麗を積極的に前に出しつつ、要所要所で朱里がフォローするような展開がしばしば見受けられた。

 

それこそカットのタイミング一つでも、いくべきかどうするべきかを壮麗がまごついている場面で、仕方なく飛び出るように朱里が入るところもあったしね。

6人タッグだと人数も多い分、テンポがすごく大事になると思うのだけど、そうしてわずかながら間延びするようなところもあって、彼女らにとってはいい経験になったんではないだろうか。

 

持って生まれた体格や華って、才能だからそれ自体は素晴らしいことなんだよね。

 

あとはそれをどう開花させるかだから、これからに期待ですかね。

 

その点MIRAIの方が、少し先を行っている印象はあるね。

 

かなり躍動しており、もう少し細かな展開もできるようになればもっとレベルアップできそうな期待感は十分である。

 

試合後はすずのキャラ全開の明るいマイクで締めとなった。

 

スターダムの選手はあんまりマイクをやらないし、喋るにしても人は限られている。

 

ある意味アスリート的な見せ方として観られているけど、そういう頭の使い方も大事であるので、その点ではすずにせよ世羅にせよ、やっぱり上手だよな。

 

終始笑顔で嬉しそうなのも印象的だったが、すっかりスターダムでの居場所は固めたようだ。

 

この辺りがプロレスファンのいいところだと思うが、まあそもそも批判的に観ていた人の方が少なかったのかもしれない。

 

多少なりとも広くプロレスを見ていれば、彼女らを知らないでいる方が難しいくらいの選手だからね。

 

それになんといっても実力があるからこそである。

 

こういう才能の実力もある選手がこういう大きな舞台できちんと輝いている姿っていうのはいいよね。

一昔前なら考えられないかもしれないが、これもブシロードが経営主体になっているからこそだろうと思う。

 

正直スターダムの選手はどの選手もハングリーさもあるし、必死さもあるからそれだけでも十分観ていて面白いのだけど、一方でこの路線が行きすぎると本来的な価値である強さみたいなものが薄れてくるし、本当にアイドルのサブジャンルみたいになってしまう。

 

所属選手を見ても、ちょっとベクトルの向かう方向が違うのでは?というところも出てくる。

 

実際ちょっとなりかけているし。

 

それはそれであり方としてなしではないし、それを振り切ったのがアクトレスだろう。

 

でも、ここ最近の動向を見ているとスターダムは男子でいうところのストロングなものもやっぱり持っていたいんだろうなという気はする。

 

だからこそ、あえて女子IWGPというベルトも作ったのだろうし、ただの世界戦略だけなら他にもやりようはあったはずだ。

 

また、再三書いているが朱里だったり橋本だったり、リアルに格闘技の実力者がいることでそこのバックグランドも参照点になることで、さらに多様性も出てくる。

 

それとは違う形で奈七永や優宇はプロレスラーならではの重みみたいなものを示す存在としているから、中にいる選手にはいいスパイスだろう。

 

所属選手は引き続きビジュアル先行なところもあるので、アイドルファン層にもしっかりリーチしていこうとしているようなあたりがちょっといやらしいが。

 

 

いずれにせよ、選手の数も充実してくる一方で、まだまだ女子プロ村から抜け出せていないので、そこを突破するための戦略をまさに打ち出したような感じかと思っているので、ぜひ頑張ってほしいところだ。

 

本来は女性ファンも獲得したいはずが、おっさんばかりの会場で、SNSでもとにかく褒め称えたり、やはり可愛い女の子を愛でるようなあり方を好むようなファンも多いので、それを覆していければ本当にもっと支持されるようになるのではという期待感は持てると思っている。

 

プロレスっていうコンテンツはまだまだ大きくできるはずだし、中途半端なリアルと呼ばれる格闘技よりよほどリアルなドキュメントでもあると思っているので、今後にも引き続き期待だ。

 

 

それにしても、男子では闘龍門、女子ではアイスリボンが、実は優秀な選手のファームになっているのが面白い。

 

今は妊娠休暇中の藤本つかさだが、仮に現役としては復帰しなくても裏方として、スカウターとして、ぜひ女子プロ界には関わってほしいよねと改めて思ったところだ。