続・論理プロレス論考

観戦の感想、レスラー個々、そしてプロレスを見る私と、様々な角度からあれこれプロレスを語りたいブログ

stardum / スターダム

女性にこそ見て欲しい女子プロレスラー

新日本プロレスへのブシロードの参入以降、プロレス自体が地上波でも扱われる機会が増えてきている。 昨年からは女子プロレスにも参入し、スターダムも露出量もすごければ選手もどんどん増えている。 こうしたきっかけを得て、プロレス全体に興味を持ってく…

なんだかんだスターダムはやり手 -興行再開でよかったね

最近すっかり更新が滞っていたが、ようやく興行も再開されたということで、久しぶりに書いていく。 で、何を書こうかしらと思うとまたぞおろスターダムについて。 チャンピオンで看板選手の1人だった星輝が怪我のため引退、そして様々な一般メディアでも取り…

エンタメに許容されるもの

ずいぶんショックなニュースが飛び交った。 なんと木村花が自殺したというのだ。 まだ明確な情報ではないのかもしれないが、その引き金になったのはSNSでの誹謗中傷だという。 もちろんプロレスファンではなく、出演していたテラスハウス絡みだとか。 私はみ…

これでいいのか?

個人的にプロレスを観ていて、なんか面白くないなと思う試合や展開というのが、大きく2つある。 1つは明らかに選手に覇気がなく、こなすだけみたいな試合である。 一応声を出したり痛がったりしてみても、技をかける方も受ける方も「練習したんだな」くら…

現実の厳しさ -スターダム3.8

コロナの影響でイベント各種が中止、延期となる中で、スターダムは無観客試合かつYoutubeでの配信という手段を講じた。 さすがブシロードと思うわけだが、実際視聴数は10000を超えており、余裕で後楽園はフルハウス、大田区体育館もソールドアウト目指せるく…

ここからどこへ向かうか -スターダム1.19

今日はスターダム後楽園、9周年記念大会へ。 ブシロード傘下になって本格的に動き出してからは実質初ではないだろうか。 テレビでの放映も開始し、様々なメディアにも露出している。 ポスターも気合満点のもので、デザイン性も出している。 また気になったの…

プロレスは面白い -年末年始のあれこれ

令和2年、今年もいつになく何もない感じで個人的には年明けを迎えてしまった。 去年とは全然状況もなにも違うはずだが、何も変わっていない・・・。 これが人生というものか。 そんな中だが、世間では年末年始と格闘技イベントが行われており、いずれも昨年…

成果のその先

人生は基本的に不平等だし、理不尽なものだ。 努力は裏切らないという言葉の意味は、それなりのスキルなり能力の向上には必ず役に立つということに限られて、それが社会的に認められるとか、描いた夢を実現できるかどうかは全く別の問題である。 特に商業的…

活気ある状態 -スターダム後楽園1104

久しぶりに2ヶ月連続スターダム後楽園、ブシロード体制になって初の大会になるわけだが、リング上は何か変わるだろうか。 今大会は久しぶりに岩谷の赤いベルト挑戦や、個人的にはじめましての里歩も出る。 前回大会よりは客入りは良さそうなのは、やはり話題…

新陳代謝がよく回る -スターダム後楽園1014

今日は久しぶりにスターダムの後楽園大会へ。 前回行ったのはいつぶりか、というくらいで、チャンピオンも変わっているし、考えてみたら星輝が復帰してから観るのは初かもしれない。 新人もデビューしてるので、どんなものかしらといくわけさ。 試合前にはラ…

才能と野心 -岩谷麻優

最近また生でプロレスを見ることから疎遠になっており、もっぱらメディアで追いかけている状態である。 主だった団体の動向自体は追っているものの、実際どうなのかというところはやはり生でみてこそ。 どれだけメディアで賞賛されていても、実際にみたらそ…

突き抜けない -ジャングル叫女

優秀で地味な社会人はその実績ほどに評価されないことがしばしばある。 会社員として働いていると、もちろん業種にもよるけど人と関わりながら仕事をする場合、社内の人をどう使うか、どれだけ気持ちよくやってもらうかが重要になる。 でも、どんな業種でも…

必死さをなめてはいけない -Kairi Sane

先のチャンピオンシップで元スターダムの宝城カイリ、現Kairi Saneがベルトを奪取、Asukaに続くNXTで2人目の日本人チャンピオンになった。 プロレスファンとしては嬉しいニュースだし、彼女が頭角を現し始めた頃によくスターダムを見ていた身としては、やっ…

必死さの影 -スターダム後楽園0716

今日は久しぶりにスターダム、後楽園大会へ。 また気がつけば1年ぶりくらいになるんだけど、その間イオの日本最終戦などもあったのに行かなかったのは、なんでだろう。 あんまり魅力的なトピックがなかったというか、なんとなく興味を惹かれなかったのだ。 …

少女一日会わねば刮目せよ

この週末でWWEの来日公演が行われて、最近本国でも話題の日本人スーパースターが活躍していたわけであるが、ここでやはり新たにジョインする紫雷イオも正式に入団発表とあいなった。 ASKAがバリバリのトップ戦線で存在感を示している中で、彼女の活躍は日本…

世界へ -紫雷イオ

ついにこの時が来たかと思うのか、ようやくかと思うのかは受け取るファンによって違うのかもしれないが、私は後者であった。 今や女子プロ界において、殊パフォーマンスという部分では誰の目にもトップは里村かイオである。 同じ団体で後輩でもあるカイリがW…

将来性と課題 -スターダム後楽園

今日はスターダムの後楽園大会へ。 今回はシングル2つとタッグのベルト戦が3つあり、いずれもなかなかに素晴らしいカードであったから。 タッグは先ごろようやく戴冠となったジャングル・松本組に外人タッグが挑む。 松本浩代という師匠を見つけて以来、さら…

何が変わった? -スターダム後楽園

今日は久しぶりにスターダムの後楽園大会へ。 ふと振り返ってみたら、スターダムの試合自体実に1年ぶりであった。 毎回行った時にはこうやって記事にしておくのだけど、ちょうど丸1年前だった。 なんでこんなに間が空いたのかというと、そんなに深い理由はな…

引退試合に映るもの -木村響子引退試合

今日は急遽木村響子の引退試合へ。 個人的にはそこまでファンというわけでもなかったが、他のカードが非常に豪華だったこと、またプロレスラーとして色々発信していこうという姿勢はすごいなと思っていたので、せっかくならというわけだ。 思ったよりチケッ…

興行としてのあり方 -スターダム後楽園3.21

今日もプロレスへ、月1が恒例となっているスターダムである。 先のテレビ放映後初の後楽園だが、客入りはかなり増えている印象であった。 恐らく7割くらいは売れたんじゃないだろうか。 北側席は入場口として潰してはいたけど、熱気含めて非常に高かった印…

地上波なのに

昨夜遅くに地上波でスターダムの特集が放送された。 NHKの番組の一部でイオと宝城は密かにテレビに出てはいたけど、こうして前面に出るのはもちろん初である。 其れ以前から少しずつ一般層への露出は増えており、それこそももクロのライブに呼ばれたり、そこ…

最近観た奴とか

先日23日に後楽園で行われたスターダムの試合を友人と観に行ったのだけど、なんやかんや継続的に観ている団体は男子を跨いでもスターダムであった気がする。 同日にノアの大田区体育館も行われ、無事丸藤がみのるからベルトを奪還した訳であるが、今年はスタ…

プロレス大賞2015

恒例のプロレス大賞が発表された。 MVPは難敵AJから見事IWGPを奪還し、天龍の引退試合の相手も務めたオカダカズチカが受賞となった。 ベストバウトはその天龍の引退試合、殊勲賞には鈴木みのる、敢闘賞に岡林、技能賞には本間、功労賞はこれまた天龍、そして…

団体力 ―スターダム7.26

今日はまたぞおろスターダムの後楽園大会へ行ってきた。 当初は行く予定はなかったが、特にやる事もなかったし、昨日訳あってデジカメを買ったので、それを使いたかったのである。 そしてカード的に宝城vs里村の再戦、更には久しぶりの紫雷姉妹タッグもあっ…

スターダムのこれから 6.14後楽園

今日はスターダム後楽園大会へ。 大会の目玉はなんと行っても宝城vs里村のチャンピオンシップと、世Ⅳ虎の引退セレモニーだろう。 新しいスターダムの中心として機能し始めた宝城に、いきなり超大物の挑戦である。 色々考えられるけど、奈苗なき今団体内に壁…

続・世間と身内

先日、件の凄惨マッチ(というほどでも実際はない)で世間的に話題になってしまった世Ⅳ虎が引退を発表した。 まだリリースレベルの情報なのだが、「スターダムで試合をしたくない、でもスターダムでしか試合をしたくない」という旨を語ったという。 結局騒動…

スターダムの今 ―5.6 新木場

今日は連休最終日と言う事で、ぼけっとしていても仕方ないのでスターダムを観に新木場へ。 今日は高橋奈苗のケガでの欠場により空位になったタッグベルトの選手権試合が目玉であった。 少ないながらほぼ所属、もしくはレギュラー選手のみで試合を組んでいる…

世間と身内

すっかり世間を騒がせたスターダムでの事件であるが、今日の会見を持って一旦の一段落と言った体である。 結局処分としては当初の想定通り無期限出場停止と王座剥奪、そして先の試合のノーコンテストが告げられた。 今やYahooニュースのコメント数や、Twitte…

感情の闘争とプロレスの在り方

Yahooニュースでも話題になっているが、昨日のスターダム後楽園大会ではある事件が起きた。 メインのタイトル戦で、挑戦者・安川をチャンピオン・世Ⅳ虎が一方的に殴りつけて病院送りにしたということだ。 プロレスの試合で喧嘩マッチと称して選手間の個人的…

節目の先 ―スターダム

今日はスターダムat後楽園へ。 この団体も旗揚げして早4年が経ったそうな。 当初は愛川ゆず季の受け皿的な位置づけだったのが、すっかりファンにも認知され、団体として着実に成長しているのではないだろうか。 今日は後楽園がかなり埋まっていたが、主催者…