続・論理プロレス論考

観戦の感想、レスラー個々、そしてプロレスを見る私と、様々な角度からあれこれプロレスを語りたいブログ

プロレス

思い切りが大事 -アイスリボン後楽園1231

今年も無事開催となった年内最終戦、後楽園ホールのアイスリボンである コロナ禍での会場観戦は2回目なんだけど、とりあえず開催できてよかったね。 チケットは北側の席だったので、背もたれがないのがちょっと苦しいし、試合後のアピールも南側なので全部背…

女性にこそ見て欲しい女子プロレスラー

新日本プロレスへのブシロードの参入以降、プロレス自体が地上波でも扱われる機会が増えてきている。 昨年からは女子プロレスにも参入し、スターダムも露出量もすごければ選手もどんどん増えている。 こうしたきっかけを得て、プロレス全体に興味を持ってく…

リアル -プロレス流エンタメ

この4連休、久しぶりに趣味らしい趣味を謳歌している。 私はプロレス意外に音楽を聞くのも好きだし、美術館に行くのも好きだ。 今日は美術館に久しぶりに行って、夜は酒を飲みながら新日本プロレスワールドを観ている。 生で観られないのに映像ばかり観てい…

これでいいのか?

個人的にプロレスを観ていて、なんか面白くないなと思う試合や展開というのが、大きく2つある。 1つは明らかに選手に覇気がなく、こなすだけみたいな試合である。 一応声を出したり痛がったりしてみても、技をかける方も受ける方も「練習したんだな」くら…

現実の厳しさ -スターダム3.8

コロナの影響でイベント各種が中止、延期となる中で、スターダムは無観客試合かつYoutubeでの配信という手段を講じた。 さすがブシロードと思うわけだが、実際視聴数は10000を超えており、余裕で後楽園はフルハウス、大田区体育館もソールドアウト目指せるく…

リングに見えるアイデンティティ

この土日は札幌での新日本プロレス2連戦が行われた。 2日目の試合を今見ながら書いているが、1.5東京ドームから大きな注目を集めているのはKENTAである。 ノアからWWEへ挑戦するも、思うような結果を残せなかったのは残念であったが、そんな彼が背水の陣で…

プロレスは面白い -年末年始のあれこれ

令和2年、今年もいつになく何もない感じで個人的には年明けを迎えてしまった。 去年とは全然状況もなにも違うはずだが、何も変わっていない・・・。 これが人生というものか。 そんな中だが、世間では年末年始と格闘技イベントが行われており、いずれも昨年…

成果のその先

人生は基本的に不平等だし、理不尽なものだ。 努力は裏切らないという言葉の意味は、それなりのスキルなり能力の向上には必ず役に立つということに限られて、それが社会的に認められるとか、描いた夢を実現できるかどうかは全く別の問題である。 特に商業的…

プロレスのプロレスらしい事態と個人的に思っていること

この週末はプロレス的なトピックが、個人的には大きく2つあってよかったね。 週末と言いつつ昨日に偏ってはいるんだけど、まずは新日本プロレス両国大会。 いくつかの注目カードがあったわけだけど、特に旧来のプロレスファンにとって最注目は今年いっぱい…

戦うことは生きることだ - KENTAの退団に寄せて

ノアから彼の長年の夢でもあったWWEへ移籍していたKENTAが、ついにWWEを退団したというニュースが報じられた。 大きな期待を持って迎えられたわけだが、結局目立った実績を残すことができず、怪我に泣かされてばかりの生活であった。 もともと彼の持ち味だっ…

デスマッチの是非

女子の団体にあって今一番勢いがあるのは、間違いなくアイスリボン だろう。 集客も年々増えているし、活動も幅も広がっており、Yhaooニュースで登場する機会も女子の団体では一番多いだろう。 色々な方面に進出しており、ポジション的には女子のDDT的なイメ…

本物とは -大海賊祭り

今日は鈴木みのるのデビュー30周年イベント、大海賊祭りへ。 イベント自体は去年もやっていたんだけど、今年は何と言ってもオカダ・カズチカの参戦である。 入場観覧完全フリーのイベントで、鈴木みのるvsオカダのカードなんて、プロレスファンにしてみれば…

人生を示すもの

プロレスの面白さってなんだろうと言うことを、人と話をするたびに思うんだけど、女子プロレスに関していえば、アイドルを応援するのと同じ心理があるかもしれない。 アイドルといっても昔の松田聖子などの時代のアイドルではなく、言って見ればAKB以降のア…

プロレスの面白さはガチなところに

最近Yahooの記事などで、やけに自分の好みによったニュースが多いな、と気になった人はいないだろうか? 実は、あのポータルサイトの向こう側ではユーザーの好みに合わせてより好まれる記事を配信する、という仕組みが働いているのをご存知だろうか。 やはり…

プロレス的な懐

暴力事件で謹慎処分となっていたつくしが大晦日の後楽園大会で復帰することが発表された。 相手はつっか、トップ自らが勤めることになった。 毎年アイスリボンは後楽園大会を大晦日に開催しており、そこでは結構豪華なカードを揃えるのだけど、今年はそうし…

帝王 -高山善廣

先の試合で怪我をして欠場していた高山について、今日悲しいニュースが流れた。 生きてはいるが、体は動かず、自立呼吸はできているし喋ることもできるみたいだが、首から下は動かないらしいのだ。 一時は呼吸ができずに人工呼吸器をつけていたり、心肺停止…

ガチヤオ論争の無意味さ

先週新日本プロレスの夏の祭典、G1が終わった。 今年は内藤とケニーが決勝を争い、内藤が優勝となった。 ここ数年は週プロで結果を追いかけるだけだったのだけど、今年は誘ってくれる人があったので久しぶりに両国で観戦した。 新日本プロレス自体、最近はチ…

プロレス=人生

4月の両国の試合以来、重体ゆえ入院していた柴田、今は退院したものの、かなり大きな後遺症が残っている状態である。 新日本からの公式発表よりも毎週の彼のブログで本人の口から状態を知るわけだけど、思っていた以上に状況は重たいのがしれて、ファンとし…

危険技=すごいではないと思う話

少し時間が経ってしまったが、先月の新日本プロレス、両国国技館で行われたIWGPヘヴィの試合、オカダvs柴田というファンの期待値も高い試合だったのだけど、この試合後チャレンジャーの柴田が病院へ搬送され、そのまま手術、現在も入院しており復帰云々も言…

思いはせる、年の瀬年始

先日今年のプロレス大賞が発表された。 大方の予想どおり内藤がMVPになったが、候補も棚橋、オカダと新日本勢のみとなっており、もう少し他の団体、フリーからも出してしかるべきだと思うがさておき。 そしてベストマッチは丸藤vsオカダのG1初戦。 これにつ…

自滅こそが・・・?

この週末でノアがひと段落ついたらしい。 何かと言えば、2年くらいか、ずっとリング上で発信し続けた鈴木みのるがとうとうノアを去ることに。 結構批判もされていたけど、なんだかんだノア関連のニュースで鈴木みのるの絡んでいないものの方がはるかに少なか…

フィニッシュホールドのあり方

プロレスに於けるフィニッシュホールドとはなんなのか、ひょっとしたら一部のファンにはその概念自体があまりピンとこないかもしれない。 一方で新日本のファンにとっては試合を楽しむための非常に重要な概念として理解されているかもしれない。 試合の中で…

歌舞伎町の女王 -アイスリボンin歌舞伎町

今日はクソ大雨の中歌舞伎町でプロレスを見てきた。 何のイベントか未だにわからないが、その中でアイスリボンが提供試合を行う、というので、無料だし、暇だし、というわけで出かけたのであった。 元々は3試合予定されていたが、この悪天なので4wayタッグ1…

表現力 -永田裕志

プロレスは戦いのエンターテイメントである。 そこで魅せるのは単に勝敗という結果だけではない。 いかにして勝つか、いかにして負けるか、そのプロセスこそがプロレスの本質でもある。 だからこそ受けの美学という言葉があるし、井上まさおのようなレスラー…

試合から滲むもの

今日は大阪で新日本プロレスの大きな大会があった。 私は家で新日本ワールドで見ている最中なのだけど、メインを見る前にすでに書くことが満載である。 なんとなれば柴田と永田の試合があったから。 この試合にこそプロレスらしさが溢れていて、素晴らしかっ…

プロレスの社会性 -4.10両国

今日は新日本プロレスの両国大会があった。 つい先日ニュージャパンカップで内藤が優勝してからまだ全然経ってない気がしていたから、あっという間に今日である。 せっかくならもう少し前哨戦で引っ張っても良さそうなものを、こうも早いタイミングでやるん…

突き抜けないセンス

どうも突き抜けない人というのはどこにでもいる。 能力もある、信頼もある、スキルもある、なのにトップになれない。 一方で大した実力もないのに上に上がる奴もいるのは世の常だが、素直に実力があって上にいる人の方が多いのはどこの世界でも同じはずであ…

発信力

今のプロレス界で誰に期待するか、と言った場合に、多くの人は多分オカダカズチカとか、棚橋とか中邑とかいうんじゃないだろうか。 あるいは彼等ではなくとも特定の選手を挙げる人が多いんじゃないだろうか。 それは当然といえば当然で、リングに上がってい…

リマッチの是非

まずはこの動画を見てほしい。 まだ全日に武藤がいて、征矢と大森がGet Wildとして活動していた頃の傑作記者会見である。 テーアはタイトルに掲げたリマッチについてである。 新日本プロレスの1.4ドーム大会は見事に成功し、今年も新年早々ベストバウトと呼…

柴田に期待すること

今年も毎年恒例の東京ドーム1.4が開催されて、大盛況を呈したらしい。 らしい、というのは、私は今年行けなかったから。 カレンダーが今年は4日から仕事始めを示していたため、間に合わなかったのである。 どうせ新年なんて明けて早々やる事もないだろう、と…